top of page

令和3年2月

  • 執筆者の写真: 敬子 藤城
    敬子 藤城
  • 2021年2月20日
  • 読了時間: 1分

アナリーゼ(分析) レッスンの傍、教室の生徒さんは、トニック(Ⅰ、Ⅳ)、ドミナント(Ⅴ、Ⅴ七、Ⅰ四六)、サブドミナント(Ⅳ、Ⅱ六)の和音を、10種類の調性で全て暗譜で弾けるように取り組んでいます。 その目的は、

「曲の和声と調性に敏感になり、また、ある程度自身で分析できるようにする」こと

です。 ソナチネの場合、ソナタ形式(提示部、展開部、再現部、さらに第1主題、第2主題、経過句など)とその仕組みを覚えて、転調を追いながら主な道筋をつけていきます。 最終目的は、自分自身でそれらを分析できるようになることです。 また、その過程で上記のような理屈から入ったものを、感覚や感情に置き換えることも大切です。

曲を弾けるようになることはもちろん重要ですが、音楽の勉強とは東欧ではほぼ哲学と捉える事もでき、分析が必須で、それを元にイメージを膨らませていきます。 譜読みも練習も最終的にはそこへ繋がり、表現を学んでいただけたら幸いです。

 
 
 

Comments


Commenting on this post isn't available anymore. Contact the site owner for more info.

©Wix.com で作成されました。

bottom of page